💊プレドニンの使い方

家庭医療理論

Tips・Pit fall

☑健常人はPSL約3mg/日の生理的分泌あり
☑感覚としてPSL40mg/day以上は大量、5mg /日以下を少量
☑朝は多め、夜は少なめ。胃を荒らしやすいので、食後に飲む

使用法

①喘息発作

☑用量
プレドニゾロン0.5mg/kg/日 分2 ×3〜5日間

②痛風発作

☑用量
プレドニゾロン0.5mg/kg/日分2×3日間

③リウマチ性多発筋痛症

☑用量
プレドニゾロン15mg/日を4週間より開始
・1週後50~70%以上の改善がなければほかの鑑別疾患を考慮
・症状軽快しESR,CRP正常化後10mg/日までは、1ヶ月ごとに2.5mgずつ減量
・10mg/日以下は1ヶ月ごとに1mgずつ減量
・再燃時は、再燃時の用量に数mg増量しその後ゆっくりと漸減

④急性蕁麻疹

☑用量
プレドニゾロン換算量 <0.2mg/kg/日

テーパリング

☑テーパリング不要群
・3週間未満の投与期間(虚弱な患者は1Week以上でテーパしたほうが無難)
・PSL10mg未満の容量で隔日投与
☑テーパリング方法
・PSL 40mg/day以上→1〜2週間ごとに5-10mg減量
・PSL40〜20mg /day→1〜2週間ごとに5mg減量
・PSL20〜10mg /day→2〜3週間ごとに2.5mg 減量
・PSL10〜5mg /day→2〜4週間ごとに1mg 減量
・PSL5mg /day以下→2〜4週間ごとに0.5mg 減量

ステロイドカバー

入院時

3週間以上PSL5〜7.5mg/day内服もしくは、Cushing症候群あればカバーが必要

軽症(嘔吐、下痢、軽度の発熱など)

25mgのメチルプレドニゾロンI.V

中等症(肺炎、重度の嘔吐症など)

50〜75mgのメチルプレドニゾロンI.V

重症(膵炎など)

100〜150mgのメチルプレドニゾロンI.V

危機的状況(敗血症など)

50〜100mgのメチルプレドニゾロンを8時間おきにI.V

手術時

局所麻酔やヘルニア手術ぐらい

いらない

中等度(下肢血行再建術、関節全置換術)

いつもを朝に+手順の直前に50mgのヒドロコルチゾンを静脈内投与し、25mgのヒドロコルチゾンを8時間ごとに24時間投与

主要な外科的ストレス(例、食道胃切除術、直腸結腸全摘術、開心術)

麻酔導入前に100mgのヒドロコルチゾンを静脈内投与し、8時間ごとに50mgを24時間投与します。維持レベルまで1日半分ずつ用量を漸減

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