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Systematic review and Meta analysisの読み方①総論

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今日は、研究デザインについて。
Systematic review and Meta analysisてよく聞きます。
なるだけわかりやすく、どんな研究なのか、解説してみます。
語弊は承知ですがイメージはつかめるかと思います。
お願いします。

一番「エビデンスレベル」が高い?


システマチックレビューとは?

【特徴】
・洗いざらい集めました、今までのエビデンスをすべて!!  
・使うエビデンスも妥当そうなやつを選んでます。
・とりあえずこれ見とったらこの分野は大丈夫やな。
・コクランが、システマティックレビューの親分です。

【利点】
・全部のエビデンスを集めたので信頼できる。
・たくさんの論文を集めてn数(症例数)が増える。 
 →N数が増えると、信頼できるデータになり有意差として出やすい
  (信頼区間が狭くなる)    
 
「今までの論文での多数決の意見」が出る。 人数は正義。
 
【欠点】
・個々の論文のPICO(セッティング)が偽性になりやすい。
 →論文ごとに、少しずつセッティング(PICO)が違う。
  年齢とか、使う薬の量とか、アウトカムとか。。    
  →それらをまとめちゃうから、、「大衆の意見」には注意やで。
  →知らぬ間に大事なセッティングが無視されているかも。

メタアナライシス とは? 

・集めてきたデータを、適切な統計を使ってまとめるで!!  
・ちゃんとした論文は結果を重めに取ったり、嘘っぽいとか症例数が少ない論文は
 軽く取ったり、ちゃんとやってます。

Systematic review and Meta analysisとは

ちゃんと良質なエビデンスを全部もれなく集めてきて(システマティックレビュー)
いい感じに重み付けもして統計使って結果出してます(メタアナライシス)
という意味。

システマティックレビューだけだと結果を並べて、
薬効いた人5000人聞かなかった人4500人だから、、いい薬ですね!!
ちょっと信用できない。

メタアナライシスだけだと、ちゃんと統計は使って評価したけど
あくまで自社しらべで、、この青汁を飲むと血管年齢が10歳若返りました。。
みたいに、信用できない。

どっちも組み合わせるのが大事。
→結果を並べて、ちゃんと統計使って評価しました!!


Systematic review and Meta analysisを統計の素人が評価する時
「統計」の部分は正直難しいです。
臨床医が評価すべきなのは、本当にもれなく集めてきたか? というところです。
洗いざらい集めるはずのSystematic reviewで
意図的に抜かれたデータorまだ研究されていないデータがないかを吟味します。

その上で注目するべきポイントが3つあります。
①ファンネルプロット
②フォレストプロット
③ウェイト

ポイントを一つずつ見ていきます。
次回はファンネルプロットからです。

●ファンネルプロット編
https://family-mason.com/2020/01/18/systematic-review-and-meta-analysis%e3%81%ae%e8%aa%ad%e3%81%bf%e6%96%b9%e2%91%a1%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%8d%e3%83%ab%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%83%e3%83%88%e7%b7%a8/

ロンドン、CoCo壱番屋