COVID-19

【COVID-19】①「その特徴と、なぜ死に至るのか〜敵を知る〜」

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2020年4月7日、ついに日本でも非常事態宣言が発令されました。
メディアは連日「COVID-19」の記事で溢れています。

今日から6回に渡って、「COVID-19」の最新のエビデンスを紹介します。

 

 

文献は、EB Medicine(アメリカで最もポピュラーな救急医のための最新二次文献検索サイト)のCOVID-19の記事より抜粋いたします。

 

第1回:「その特徴と、なぜ死に至るのか〜敵を知る〜」
第2回:「今、日本にできること〜医療崩壊をもたらした、北イタリアの救命医からの提言〜」
第3回:「感染と予防のエビデンス〜不要不急の外出とは〜」
第4回:「検査、画像所見のUp to date〜診断に至るまで〜」
第5回:「現在の治療の最前線〜治療薬はあるのか〜」
第6回:「まとめ〜パンデミックが起きた時、治療の意思決定を共有できるか〜」

 

 

 

 

【コロナウイルスの特徴〜COVID-19、SARS、MERSとは?〜】
●コロナウイルスとは?

コロナウイルスは、表面に点在する王冠のようなウイルス粒子(ビリオン)が名前の由来となっている。
このウイルス族は、多くの脊椎動物、特に哺乳類や鳥に感染し、ウイルス性呼吸器感染症の主要な原因であると考えられている。
現在、ヒトに感染することが知られているコロナウイルスは合計7つあり
• Human coronavirus 229E (HCoV-229E)
• Human coronavirus OC43 (HCoV-OC43)
• Severe acute respiratory syndrome-related coronavirus (SARS-CoV-1)
• Human coronavirus NL63 (HCoV-NL63)
• Human coronavirus HKU1
• Middle East respiratory syndrome-related coronavirus (MERS-CoV)

Novel coronavirus SARS-CoV-2(COVID-19)

 

 

2003年のSARS-CoV-1発生以前には、HCoV-229EとHCoV-OC43が人間に感染することが知られている唯一のコロナウイルスだった。
SARS-CoV-1の発生に続いて、次々と新しいコロナウイルスが発見されていた。
特にSARS-CoV-1MERS-CoVはヒトに特異的に病原性を示し、高い死亡率を誇った。
今回、中国の湖北省武漢で発生したと考えられている新しいコロナウイルスSARS-CoV-2(COVID-19)が発見された。

 

 

【疫学】
●感染者・死亡者数
2020年3月22日現在、COVID-19の確定症例数は全世界で328,275例にのぼった。
新規症例の大部分は現在、中国本土以外で発生し、14,366名の死亡が確認された。
死亡例の半数以上が、イタリア(5476人の死者)とイラン(1685人の死者)を中心とした中国外で発生
わずか数か月で、SARS-CoV-2による死亡数は、MERS-CoVとSARS-CoVの両方の死亡者数をはるかに上回った
現在の全世界での致死率は4.38%となっている。
●感染力
R0value(基本再生算数)は、1人の患者が何人に感染を広げているかの値。
COVID-19の場合R0value 2.2(90% high density interval:1.4-3.8)と推定され、季節性インフルエンザと同様の値である。

 

 

●実際は、、、

このような恐るべきデータがあるが、実際はもう少し死亡率が低いと考えられている。
現在、症状がある人などのみが検査されており、症状がないのに感染している人(不顕性感染者)をカウントしていないから。
ホントはカウントされていなくて勝手に治っている人が多く、その人達までカウントするともっと死亡率は下がるはず。
全員が濃厚接触者であったと考えられるダイヤモンドプリンセスの乗客は症状に関係なく、全員が検査されました。
その中の要請患者の中での死亡率は0.5%と推定された。
また、日本の厚生労働省によると、COVID陽性が確認された乗客697人のうち327人もが、最初の陽性検査から1か月後までの間症状を示さなかった

 

 

【なぜ死に至るのか】
●死に至る病態「サイトカインストーム」とは?
免疫を活性化させるサイトカイン。
体がウイルスに過剰に反応し、サイトカインが大量に放出されることで、免疫が異常活性化し、肺を傷つけたり(ARDS)、多臓器不全をきたす。
COVID-19患者の急速な悪化はこのサイトカインストームによって引き起こさると考えられている。

中国の41人のコホート研究では、COVID-19においてICU患者が、非ICU患者と比較して有意に高いレベルの炎症マーカー(IL2、IL7、IL10、GSCF、IP10、MCP1、MIP1、およびTNF-α)を有していた。

中国で実施された最近の研究でもCOVID-19の重症患者が「Th1細胞と炎症性単球による過剰な免疫応答」を発現していたことを示唆し、これはCOVID-19患者の死後肺生検の血液分析からも支持される所見でであった。

 

 

また、その他のCOVID-19患者の根本的な増悪要素として、続発性またはウイルス誘発性の血球貪食リンパ球増加症を示唆する文献が続けて報告されている。(異常活性化した免疫細胞が、血液を破壊する)

この疾患プロセスは、COVID-19患者に共通した特性を持ち、持続する発熱、血球減少、高フェリチン血症、および肺病変を呈する。

 

 

徳島県 阿波おどり

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