COVID-19

コロナウイルスの〇〇な話。正しく恐れるには。〜②クラスター対策の今後の課題〜

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コロナウイルスの〇〇な話。第二弾です。

コロナを正しく恐れるために伝えたい、
コロナウイルスの〇〇な話を5つお伝えします。

東京の現状は?

②コロナの感染様式から見るクラスター対策の狙いとは?
〜クラスター対策の今後の課題〜

全員にPCR検査は意味がある?
〜検査特性をふまえて考察〜

④東京都のPCR戦略、誰にPCRをすればいい?
〜我々にできること〜

⑤コロナのせいにしてみよう

 

前回までのまとめ

・東京都の感染率は1-2%と推測され、累計14万人の感染者がいる
・1%の感染者をどうやって見つけるか?

 

クラスター対策のこと知っていますか?

クラスターとは、
「時間的および地理的に近接して発生する特定の疾患が異常に高い発生率である集団」
とWikipediaに記載があります。

このクラスターを抑え込む方針「クラスター対策」をとった日本

「クラスター対策は間違いだった」

「今すぐ全数調査を」

待ってください。
クラスター対策について知っていますか?

 

厚生労働省の専門家会議の資料を引用します

我々がよく知っているインフルエンザと比較してみます。
インフルエンザは一人の感染者が平均で1.4-4人に感染させ、雪だるま方式に増えていきます。

一方、新型コロナウイルスの感染経様式は以下の特徴があります。

・感染者5人に4人は他の人に感染させない
・残りの1人が1-2人に感染させる。
・稀に、多くの人に感染させる感染者が出現し、「クラスター」を形成する。

そんなクラスターを抑えるためにどのような方法をとったか。
ここに日本の感染者数が諸外国より少ない理由があります。

諸外国も行われた対策では、
新規感染者の濃厚接触者が、その後発症するかを観察します。

日本のクラスター対策は、それに加え
新規感染者が取った過去の行動をさかのぼり
複数の新規感染者に共通する「場」つまりクラスターを探し
その「場」での濃厚接触者を観察しました。

諸外国より感染率が低かったのは
こんな「クラスター対策」が一つの理由だったのです。

クラスター対策をまとめると

感染者のほとんどは「多くの人に感染させる感染者」から感染しているはず!!
「多くの人に感染させる感染者」と「集団感染が起こった場所・集団」つまりクラスターを、過去までさかのぼって特定し観察しよう!!

■クラスター対策の問題点

ただ、この「クラスター対策」もいくつかの問題があります。

1つ目が、「業務の膨大さ」の問題です。
「現在過去の感染者の行動を確認し、共通の場を探す」
この膨大な作業を保健所職員が電話と手作業で行っているのです。
保健所はパンク寸前です。

2つ目が、「感染経路不明」の問題です。
電話での確認で「夜の街に実は行きまして」と素直に話してくれる人が何人いるでしょうか。
家族に、会社にバレたらなんて思われるか。。
こんな感染者が集まる隠れクラスターが数多くあると推測されます。

この2つの問題を解決するためには、業務の効率化と匿名性の担保が必要です。
日本でも厚生労働省がCOCOAという接触確認アプリをリリースしました。

ある程度匿名性は保たれており、感染者の行動を把握する保健所の業務も減らすことができます。
先程の2つの問題を解決する一手になりうると思います。

皆さんダウンロードしていますか?
「PCR検査しろ!」「日本はどうなっているんだ!」
そんなことを言う前にできることがあります。

 

日本のイノベーションが今後もっと良いツールを開発しくれるはずです。
それまでは、できることを。素晴らしいクラスター対策を続けるためにも。

 

次回は全員にPCR検査は意味がある?〜検査特性をふまえて考察〜編です。

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