【エクストリーム家庭医療学】マクウィニー編②〜家庭医療学の原理〜

エクストリーム家庭医療学

前回は『家庭医療学の起源』についてでした。

 

今回は『家庭医療の原則』についてです。

家庭医療学の原則、つまり特徴を5つPick upしました。人間を対象とした学問であり、病気のコンテクストを考え、いつでも健康増進に取り組み、地域に思いを馳せ自分を俯瞰し、患者を家庭で診療します。

 

 

1:家庭医が関わるのは特定の疾患群や技術ではなく人間である

・どんな健康問題も専門領域内にあり、紹介を含めて,初期評価・ケアの調整・継続性に対して責任を負う
・長い人間関係の中で、健康問題が発生するため、終わりと定義されるものがない
・特定の疾患群に縛らず,柔軟に対応できる
・患者の経験、苦しみに対する感情を排除せずに扱う

武器

・ふりかえり、Inner Consultation
人間関係の洞察には私達自身の感情も含めた感情についての知識が必要になる

 2:病気のコンテクストを理解しようと努める

・多くの病気は,患者の個人・家族・社会のコンテクストの中で扱わない限り完全に理解することはできない
「コンテクストの大事さはジグソーパズルに例えられる。何を意味するかわからないパズルの一片をコンテクストという全体像においてみると、たちまち意味が明確になる」
「物事を正しく理解するには,そのもの毎を環境の内外両方から観察し,さらにその全ての変異についても知ることが必要だ」WilliamJames(1958)

武器

・患者中心の医療

3:家庭医は患者と接触するすべての機会を疾患の予防や健康増進の機会と考える

・ 風邪、腰痛、皮膚炎、高血圧症などすべての機会が予防医療を実践する上で絶好の機会となる
・ある地域の健康ニーズを満たす家庭医にとって、眼の前に現れた患者はリスクを持った住民であり、健康増進・予防医療を行わんとする必要がある

武器

・動機づけ面接法

4:家庭医は自分自身を、地域においてヘルスケアを提供するネットワークの一部とみなす

・ヘルスケア全体のシステム(病院、診療所、保険分野、コメディカル)を把握し、連携する
・病院への入院,検査,治療,専門医への紹介をコントロールし、資源をコントロールする
・ハブ、ゲートキーパーとしての役割

武器

・地域志向のプライマリ・ケア

5:家庭医は患者を家庭で診療する

・生まれ、 人生の重要な出来事が起き、深刻な病気に耐え、死ぬのは家庭であった.
・その家庭を知ることが,病気のコンテキスト(背景)についての学びを得る
武器
・家族志向のケア

参考文献

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