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家庭医療理論

ジェネラリストアプローチ

ジェネラリズムとは ジェネラリズムとは、全人格的なケアを優先し、時間をかけた関係性の継続を大切にし、Healingを重視し、統合的な知恵を尊重する技術である。 エビデンスに基づく医療の枠組み[Biom...
家庭医療理論

well-beingに着目したアセスメント

Social Emotional Wellbeing(SEWB)フレームワーク オーストラリア先住民(アボリジニ等)の視点から分析されたWell-beingの考え方 SEWBは、精神的健康を含...
何が問題か分からない患者さんのケア

患者中心性を強化するknowledge work

患者と医師の双方向のknowledge workにより認識的不公正を是正し、患者の経験と必要性に関する新しい知識の共同創造を促進することが患者のケアを強化するだろう。
診断のつかない・慢性化した問題に悩む患者さんのケア

症状と”付き合う”ためには -持続性身体症状をプライマリケアでどう管理するか-

診断がつかないもしくは、治療が困難な症状を抱える患者は、真っ暗闇を僅かな街灯の中歩くような、不安と恐怖に満ちた旅路にいる。この旅をプライマリケア医としてどのように支えることができるだろうか。
何が問題か分からない患者さんのケア

解釈的医療を実臨床に適用する-United Generalism Model-

解釈的医療を臨床でどのように適用していくかについて.ジェネラリストの仕事を統合ケアと 解釈的医療 というジェネラリストの"2つの顔"から分析する.その後に解釈的医療をどのように適用していくかを考察する.
何が問題か分からない患者さんのケア

解釈的医療によるCrietive capacityの支援-総合診療の専門性-

今回の記事では,まずこれまで実践してきた診療モデル(病理学的疾患モデル)を振り返り,診療モデルをプライマリ・ケアに適用する際に起きる問題を提示し,プライマリ・ケアにおいて有用なモデル(解釈的医療)を提示する.解釈的医療において重要な要素である創造的能力から,総合診療医の専門性について考察したい.
家庭医療理論

治療効果を示す値について【相対評価と絶対評価】

『コロナワクチンは95%の予防効果がある!!』とは? この95%とは、なんでしょうか? RCTにより導き出された『相対危険度減少率 Relative Risk Reduction』を示しています。 これは相対評価と呼ばれる...
Common Disease

蕁麻疹は、とりあえずフェキソフェナジン(アレグラ)?

蕁麻疹は『膨疹、すなわち紅斑を伴う一過性、限局性の浮腫が病的に出没する疾患』と定義されます。 原因は特発性が多く、外来でも『とりあえずフェキソフェナジン、、』となりがちですよね。 RED FLAGと、抗ヒスタミン薬やステロイドの使い方を...
家庭医療理論

黒い舌【lingua villosa nigra】

びっくりした症例に出会ったので共有です。 症例 悪性中皮腫の患者さん 胸膜浸潤に伴う疼痛、血痰、食欲不振等の症状があり訪問診療中 突然、2-3日の経過で舌が黒くなったとのことで相談がありました 喉の違和感もあるとのこと...
その他の難しい問題(思春期・終末期・メンタルヘルスetc)

【帰納的採集】家庭医の臨床推論は、ミルクボーイ風?

一般的な臨床推論は、訴えを『医学的主訴』に変換して始まる。しかし、プライマリ・ケア領域では、『医学的主訴』に変換できないことも多い。Donner-Banzhoffらが提唱したinductive foragingによる患者中心のアプローチを紹...
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