【整形OCCE】足首の捻挫時の診察ポイントは?

Common Disease

足首の捻挫は整形外科だけでなく

一般内科医にも診療依頼が来ることがあるかと思います。

診察上のKey pointをまとめてみました。

 

 

Key point


足首内反時に必要な身体所見は
①腓骨頭、脛骨外顆周囲の骨折がないか
②足関節のROMを確認
③4つのポイントを診察する

 

足関節内反時の診察

・腫脹、熱感、皮下血腫がないか
・腓骨頭の骨折がないか
・脛骨外顆付近の骨折がないか
・ROMを確認、足首が背屈、底屈できるか
・背屈、底屈が無理なら他動的にも

内反なら4箇所を触る 
①前距腓靱帯(外顆に足先に方向に付着する靱帯) 
②踵腓靱帯(外顆に、かかと方向に付着する靱帯) 
③二分靱帯(踵骨と、立方骨、船状骨に付着する靱帯) 
④第5中足骨の痛み

 

 

 

靱帯損傷


【分類】
1度:靭帯の一部の線維の断裂
2度:靭帯の部分断裂で、関節包も損傷されることが多い
3度:靭帯の完全断裂で、関節包の断裂も伴う

【対応】
皮下血腫があれば2度or3度
いづれにしてもシーネ固定で1週間経過観察
改善がなければopeの適応も含め整形外科に紹介






フランス、夕方のエッフェル塔

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